高齢者住宅改修費用助成制度について

「高齢者住宅改修費用助成制度」は、高齢者の方が自宅を快適に過ごすための住宅改修費用の一部を、国や自治体が助成する制度です。
この制度を利用することで、高齢者の方が住み慣れた自宅で生活を続けることができ、介護の必要性を遅らせることが期待できます。

具体的には、浴室やトイレ、キッチン、廊下など、高齢者の方が安全に生活できるように、バリアフリー化や手すりの設置などの
改修工事にかかる費用の一部が助成されます。ただし、助成額や対象となる改修工事については自治体によって異なるため、
自治体のホームページや窓口にて詳細を確認することが必要です。

 

広島市の「高齢者住宅改修費用助成制度」

広島市でも、「高齢者等住宅改修費用助成制度」により、高齢者等の住宅改修費用の一部を助成する制度があります。
助成対象となる改修工事は、高齢者等が安全で快適な生活を送ることができるよう、次のようなものが挙げられます。

  • 転倒防止のための手すり等の設置
  • 浴室・トイレ・洗面所の改修
  • 玄関・廊下の段差解消
  • 照明・スイッチ等の改修
  • 窓枠・障子の修繕
  • 雨どい・外壁の修繕等

助成対象者は、広島市内に居住する65歳以上の高齢者、障害者、その世帯員で、年収が一定の範囲内に収まる方が対象となります。また、助成率は最大で50%、上限額は50万円です。

詳細について

【助成内容】

制度の内容について、具体的には以下のようになっています。

①助成対象者 ・65歳以上の高齢者 ・60歳以上で、要介護または要支援の認定を受けている方

②助成対象となる改修工事 ・設備改修工事 ・住宅のバリアフリー化工事

③助成率 ・対象者1世帯につき、1年間にかかる費用の2/3を助成(ただし、1世帯あたりの助成限度額は100万円まで)

【申請方法】

制度を利用するには、以下の手順で申請を行います。

①申請書類の準備 ・広島市のホームページから必要な書類をダウンロードして印刷 ・印鑑証明書や診断書など必要書類を用意

②申請先の窓口へ提出 ・広島市福祉保健局高齢福祉課、または各区市町村福祉課へ提出

③審査結果の通知 ・申請書類を提出してから、約1か月程度で結果が通知されます。

【注意点】

・制度を利用する際は、改修工事を行う前に必ず申請を行う必要があります。